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2018年度 夏合宿報告

2018年10月10日 05:18
大変遅くなり申し訳ありませんが、今年度の夏合宿についてご報告させていただきます。今年度は昨年度と同じ千葉県白子海岸で、嵐の中2泊3日の合宿を行いました。

1/15(月)発表 小野寺【レビュー】会話の流れの差し戻しに関する調査

2018年02月05日 00:28
小野寺です。ブログ更新が遅れてしまい申し訳ありません。1/15に行った発表について報告させていただきます。 先日の発表では、夏季に行った「差し戻し」を対象とした調査を基に考察しました。調査は、会話が「予測的」に進んでいない、すなわち「遡及的」に会話が進む時、どのような発話がなされ、その発話はどのような機能を持つのか、ということに注目して行ったものです。 「遡及的」な連鎖を生じさせる発話には、聞き返しや差し戻しが挙げられます。今回の調査では、コーパスへの遡及的連鎖タグ付与に向けてその基準を明らかにしようとした鈴木・山本・鈴木・伝(2014)を援用しました。 聞き返しは他者開始修復の観点から研究が

11/27,12/11(月) 三葛木【レビュー】久津木文・池谷知子(2013)「日本語母語話者のカタカナ使用についての予備研究」

2018年01月15日 12:53
更新が遅くなり申し訳ありません。三葛木です。1回目発表では、カタカナ語とそれに対応する非カタカナ語(例:「ティー」と「茶」など)を、日本語母語話者がどのように使い分けているのかについて調査を行っていた論文を取り上げました。近年、外来語の多用が問題視されていることなどから、現代の日本において「外来語」がどのような影響を与えているのか、どのようなイメージを持たれているのかなど、外から入ってきた新しい言葉のありように興味を持ったのがきっかけです。カタカナ語としての外来語と原語である英単語で意味が異なるものがある、ということを出発点に、カタカナ語と非カタカナ語について、直観的に2語の間に差があるかどう

2017年12月4日、11日発表 小林正拓 【レビュー】梶尾佳以(2015)「若者言葉にみられる言語変化に関する研究」

2017年12月15日 15:03
ブログ更新が遅れてしまい大変申し訳ありません。上記日程で発表した小林です。後期発表について報告させていただきます。一回目発表では「若者言葉」について言及している論文を取り上げました。これを選定した理由について自分は言語変遷に興味があり、その中でも「どう言語が変遷してきたのか」よりも「新たな言葉が創出される際になにか規則はあるのか」という方向性に強く興味を抱いており、新たな言葉が生まれやすい場として若者の話す言葉が挙げられるだろうと考えたためです。今回の発表では主に「外来語+る」に着目して発表しました。論文については実際に受容された若者言葉の採択とアンケートを作るうえで設定した属性や仮説の作成の

11/6,11/20(月)発表 齊藤【レビュー】米澤美沙(2013)『動作に伴うかけ声の分析』

2017年11月23日 19:25
更新遅くなりすみません。齊藤です。1回目発表では、動作に伴うかけ声について調査を行っている論文を取り上げました。かけ声が役割語の機能を果たしているということをこの論文から学びました。調査を行うにあたってどのようなことに注意するか、場面設定は適切か、などをフロアの皆さんと議論しました。2回目発表では、A類国語科の1年生男女2名ずつ、計4名にアンケート調査を行った結果を報告しました。自身が日常生活の動作に伴ってどのような声を発するか、また、その声を発した目的を問いました。12個の場面を示し、どのような声を発するかを1つ記入してもらいました。また、記入したものをどのような目的で使用するかを選択肢の中

2017年度 夏合宿報告

2017年11月15日 13:59
大変遅くなり申し訳ありませんが、今年度の夏合宿についてご報告させていただきます。今年度は昨年の山中湖から変更し、一昨年度と同じ千葉県白子海岸で2泊3日の合宿を行いました。

5月15、29日発表網岡【レビュー】「文字機能と方略利用の差について」

2017年06月13日 17:03
網岡です。報告が遅くなってしまい大変申し訳ありません。今回は漢字と平仮名の形態の差に注目し、リーディングスパンテストという調査方法を用いました。これにより、平仮名と漢字に注目したときに作業記憶に違いが生じるのかという面を見ていこうとしました。また、その時に、どのように指示された字を覚えようとしているのかという方略の差を見ていくために、アンケートも同時に行いました。今回の調査は遠藤香織、苧阪満里子(2012)「日本語版リーディングスパンテストに方略利用の個人差」を参考に行いました。今回参考にしたリーディングスパンテストの内容としては・20~30字の文章を声に出して読み上げる。・1文の中に覚えるタ

5/22,6/5 小野寺【レビュー】繰り返しを伴う遡及的発話による修復開始と修復連鎖の調査・分析

2017年06月12日 15:30
小野寺です。先日行いました前期発表について報告させていただきます。今回の発表では、「遡及的発話」「繰り返し」「修復」がキーワードとなる発表を行いました。1年生の時から談話や会話といった大きな単位に興味を持ち続け、特に「会話の流れ」に着目してきました。今回の発表では今一度「会話の流れ」のどのような点に興味を持っているのか改めて考え、上記のようなキーワードを基に調査をすることとしました。私が考えるスムーズな会話の流れの要因には、話題転換・話者交替が滞りなくなされていること、会話が途切れていないこと、そして会話が一方向に進んでいることが挙げられます(話題転換に関しては前回までの発表で扱ってきました)

5/15.29 川畑 【レビュー】「思考の言語化が洞察問題解決に及ぼす影響に関する実験」

2017年06月12日 00:54
報告が遅くなり、大変申し訳ありません。春学期一回目発表の川畑です。今期は春ゼミ含め、三回発表させて頂きました。実験テーマが絞り切れなかったため、春ゼミでフロアの皆さんからたくさんのご意見を頂き、再度実験テーマを考え直しました。その結果、今期も「思考の言語化に関する実験」を行うことにしました。思考の言語化を問題解決の観点から見る点は昨年の発表と共通しています。言語化と問題解決に関する論文をいくつか書いており、この分野の中心人物の一人と思われたことから、今回の発表では清河(2010)「思考の言語化が洞察問題解決に及ぼす影響の検討―言語化の方向づけと問題の性質に着目して―」を扱いました。昨年実験をし

平成29年度活動報告①――春ゼミ、プレゼミ

2017年06月11日 22:00
小野寺です。ご挨拶が大変遅れてしまいましたが、今年度ことば実践研究会のゼミ長を務めさせていただくこととなりました。至らない点も多くあると思いますが、多くの方々の支えと共に5年という節目を迎えたことば実践研究会をより活発にしていきたいと考えております。何卒よろしくお願い致します。今回は簡単にではありますが、今年度の方針の報告を兼ねながら、この2か月の動向を振り返りたいと思います。まず4月3日(月)に、平成29年度の最初の活動として春ゼミを行いました。新3年生3人の仮発表・新年度ミーティング・プレゼミに向けた仮発表と、第1回からかなり盛りだくさんの内容でした。新年度ミーティングでは、運営代を中心に
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