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12/8(月)坂本【レビュー】宮本雄二(1983)「歌詞としての日本語―オペラ訳詩上演における翻訳歌詞と旋律の問題」

2015年01月16日 17:47
12月8日発表担当の坂本奈央です。わたしは日本語・英語・フランス語の対照言語学に興味があり、今回は具体的な研究テーマの一つである「日本語と英語で同量の情報を伝達しようとするとき、日本語のほうが圧倒的に長い文章、または発話になること」について取り上げました。

1/5(月) 岩根【レビュー】三井はるみ(2013)「地域語の観点からみた首都圏の言語の実態と動向の一側面」

2015年01月14日 01:45
更新遅れてしまい申し訳ありません。今回の発表にあたり、地元が首都圏内であることや、以前から首都圏に方言が存在しているのかということについても気になっていたことなどから、論文選定の際に興味をもった三井(2013)を用いて発表を行うことにしました。首都圏の言語は、その地域で生育した人々の日常語であるとともに、全国各地から人の集まる都市の言語であり、標準語の基盤となる基準性を求められる言語でもあります。また、社会的多様性などの要因により、新たな事象が生じやすく変化も早く、社会的サブグループによる違いも目立ちます。このような特徴を持つ首都圏の言語の全体像を把握することは難しく、とくに地元在来方言は共通

2014.8.1~3 夏合宿に行ってきました!

2014年08月10日 15:52
 8月1~3日に、合宿に行ってきました!場所は、神奈川県の湯河原市です!1年生11名、2年生4名、3年生3名、4年生3名に加え、留学生さんと院生さんそれぞれ1名ずつ、そして顧問の白勢先生(とお子さんおひとり)にご参加いただき、計25名で、海のすぐ近くのお宿にお世話になりながら、発表に勤しんだり、ゼミ員同士の仲を深め合ったりしてきました。 発表は1,2年生混合のグループ3つと3年生3人がそれぞれ行いました。1,2年生は、『言語学のしくみ』(町田健 2001年11月発行)を読み込み、各班が担当の章を要約し、本に載っている問題の解答を考えて発表しました。3年生は、卒業論文の準備として、今までどんなこ

6/2(月)・6/16(月) 笹島 【レビュー】 未就学児の比喩表現

2014年08月05日 10:30
昨年度の発表を経て、継続して児童の使用語彙に興味を持っていたこともあり、今回は、 その使用している語彙がどのように獲得されているのかに着目し発表調査を進めました。   今回、発表には谷口(2007)を使用させていただきました。 谷口(2007)の中でも、子どもの発話に現れる比喩表現においてどのような類似性に着目しているかの調査について、発表者で再検討をし調査分析をしました。 主に①調査データの収集方法②類似性の分類方法の二つを中心に再検討を行い、調査を実施しました。   二つの再検討項目のうち、実際の発話を記録したのではなく、新聞の投稿集を採用していた点が

6/9(月)・7/7(月) 岡【レビュー】3点リーダーから読み取れるもの

2014年07月09日 20:26
 昨年度は読点の打ち方の規則について考えてきました。ゼミ中に読みに関わる読点があるのではないかという指摘を受けたこと、強調のための読点を指摘する先行研究があることから、今回は句読点と読みを結び付けている論文を扱いたいと考えました。そこで選んだのが、内田英一(2010)「『星の王子さま』再論―句読点から読み取れるもの―」です。 この論文は読点ではなく3点リーダーに注目したもので、内田氏はその用法を以下の5つに分けています。①時間を表すもの②記憶の欠落を表すもの③列挙するものがずっと続き、それらから読み手に推測可能なものを省略するもの④未決着・不決断による思案の時間を表すもの⑤意味を強め余韻を残す

4/14 江原 【レビュー】秋永一枝(1992) 「言葉の馴染み度とアクセントとの関係」

2014年05月22日 01:38
更新が遅くなってしまい、申し訳ありません。 新年度第一回のプレゼミの発表内容について報告させていただきます。 あらかじめ準備しておいたレジュメが足りなくなるほど、たくさんの1~3年生が見に来てくださいました。 感謝しております。       1年生向けのプレゼミということで、昨年度の私の発表内容や、方言学についての補足も行いながら発表を進めました。 今回の発表で使用した論文は、秋永一枝(1992) 「言葉の馴染み度とアクセントとの関係」です。   昨年度の発表では、池田史子(2008) 「山口方言における特殊拍とアクセントの関係」の中で指摘されている、「

1/20,1/27 坂本 【レビュー】 吉岡 泰夫(2011) 「コミュニケーションの社会言語学」

2014年03月31日 05:00
昼見た方は、こんにちは。夜見た方は、こんばんは。 初めましての方も多いことでしょう、初めまして。 今年の1月におこなった私の発表の内容を、今更ながら報告させていただきます。     今回の(私の初めての)発表では社会言語学を中心に日常生活においてどれだけ言語学的な会話や文章がなされているか、つまり言語学とコミュニケーションの関係についてつらつらと研究したような形となりました。ゼミの他の方々のように論文は取り扱わず、吉岡...

2/3,2/10 齊藤 【レビュー】玉岡賀津雄、Toksoz Levent (2010)「新しく作られた短縮語使用に関する世代間比較」

2014年03月31日 00:51
大変遅い投稿となってしまいましたが、2週間にわたって行いました初発表について、まとめさせていただきます。今回は〈短縮語〉というものに注目しました。ひとくちに〈短縮語〉といっても、汎用性はもちろん品詞も様々であり、論文内においては、世代や男女の違いによって短縮語の汎用性に差はあるのかということが検証されていました。質問紙による調査の結果を基にすると、10~20代のみが受け入れている短縮語は多くあるのに対し、30~40代のみが受け入れている短縮語はほとんどないことから、若い世代のほうがより多くの短縮語を受け入れていることが示されていました。男女差に関しては、それぞれ一方の性別の人のみが多く使う短縮

12/9(月)・12/23(月) 矢野 【レビュー】 芳賀純(1988) 「言語心理学入門」

2014年03月30日 13:00
 大幅に遅い更新となってしまい申し訳ありません。2013年度後期の発表のレビューです。今回は、一週目に芳賀純(1988)...

11/11,18 岡 【レビュー】村越行雄(2013)「句読点の方法論的分析―読点をどこに、なぜ打つのか―」

2014年03月30日 09:26
 更新が遅れまして申し訳ありません。2013年度後期の発表内容を報告致します。    1週目の発表では、読点を統語論・意味論・語用論を使って分析し15の基準に整理した村越氏の論を確認しました。その過程で、統語論も意味論も語用論の影響を受けているのだから今後は語用論的読点に絞って研究してみてはどうか、という意見をいただきました。    そこで、2週目の発表では教科書教材を用いて読み手の年齢に応じた読点使用について分析・考察しました。対象としたのは以下の2作品です。   「ずうっと、ずっと、大すきだよ」ハンス=ウィルヘルム作/ひさやまたいち訳   光村図書出版株式会社『こくご 
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