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10/24,11/7 長谷川亮太 レビュー 「やわらげ」について 文章理解における一貫性の把握

2017年01月17日 12:16
秋学期の発表では知識や理解を深めるという方針で 婉曲表現における「やわらげ」の機能 と 文章理解における「一貫性」の把握 について発表致しました。婉曲表現においてはそもそもの根底からの理解が足りず、何をもって婉曲表現とするのか。その判断基準や実際に婉曲としての表現であっても「やわらげ」の機能を有していないのではないか。など様々な点で疑問が残る形になってしまいました。得られたものとしては定義や基準をしっかりと設けることの必要さ、多くの論文をあたり批判的にみれるだけの知識を有しておく。ことだと実感致しました。文章理解における一貫性の把握についてはフロアで発表時に論文と同じ調査をさせていただき、より

12/26(月) 田中【レビュー】徐璐(2014)「日本語の敬語使用とポライトネス」

2017年01月09日 17:38
田中です。12/26の発表について報告させていただきます。夏合宿では、人を怒らせずに自分の意見を通す方法について発表を行い、その中で見られた、敬語とポライトネスを別物とする考えに疑問を持ちました。そこで今回は、徐璐(2014)「日本語の敬語使用とポライトネス」を参考に敬語はポライトネス理論に当てはまるのかということについて発表を行いました。徐璐(2014)「日本語の敬語使用とポライトネス」は日本語の敬語をポライトネス理論に当てはまらないとする主張として、以下の三つを挙げています。・ポライトネス理論のフェイスの概念は相手の負荷の軽減や行為の自由に価値を置くが、日本語は対人関係の認識に価値を置

11/28.12/12(月)野上【レビュー】語種におけるジェンダーイメージ調査

2017年01月09日 13:27
野上です。更新が遅れてしまい申し訳ございません。秋学期の発表では、「語種」に着目したジェンダーイメージ調査を行いました。春学期も同様の調査を行ったのですが、その際に分析方法についてのご指摘をいただいたことや、そもそも調査段階での質問内容に改善の余地が見られたことなどもあり、適切なデータ処理についてなどの知見を深める必要性を感じました。今回の一回目発表をむかえるに当たり、春学期に行った発表と類似の研究論文を見つけました。菊地悟(1992)「大学生の語種イメージ(1)-数量化第Ⅲ類による解析の試み」です。今回は前述論文をもとに発表を行うこととしました。発表としては、2回目の分析説明に時間を割いてし

11/21.12/5(月)河本【レビュー】依頼談話における談話構造の日韓対照研究予備調査2回目

2017年01月07日 11:57
 河本です。秋学期に行った発表の報告をさせていただきます。 春学期に一度柳(2012)をトレースした実験を行ったが、その発表を通していくつかの課題を確認することができた。2回目の発表で再び予備調査を行うため、それにむけて以下の3つ課題の明確化とその解決に1回目の発表を充てた。 ①被依頼者役(実験協力者)に「依頼を承諾するように」という指示を出すことで、自然会話とは違う流れを追う談話となってしまっているのではないか。 柳(2012)では、日本人は依頼されたら条件などを確認するよりも先にまず承諾する、という分析結果となっていた。しかし、その要因は調査方法に在り、上記のような指示を受けることで、依頼

10/11(火)国語研見学報告

2016年10月21日 08:14
去る10/11(火)に、東京都立川市にある「国立国語研究所(NINJAL)」にお邪魔しました。参加したのは、4年1名・3年2名・1年5名と顧問である白勢先生です。見学と言われて参加したのですが、普段見たことないようなものや初めて知った話など大変貴重な経験になり、「見学」以上のものを吸収して持ち帰ることができました。また、物的にも色々と持ち帰らせていただきましたので、諸々大切に使いたいと思っております。来年も同様の見学をさせていただけるよう、ゼミでの活動に更なる磨きをかけていかねばならないと感じました。最後になりますが、お忙しい中施設案内をしてくださった大島様、PPTを用いてコーパスの説明を大変

7/11(月),8/8(月) 小野寺【レビュー】話題転換箇所およびその前後の発話に関する調査

2016年08月20日 08:30
小野寺です。7月および夏合宿での発表について報告させていただきます。私はスピーチレベルシフトと会話の流れという二つに興味があり、昨年度の発表ではスピーチレベルシフトに関する論文を扱いました。具体的に何に興味があるのか自分の中でまだ漠然としていますが、今回の発表では白勢先生にご相談の上、会話の流れに焦点を当てました。会話はある流れを持って進んでいくもので、その流れはある時点で区切ると話題としてみなすことができます。話題は会話者に共通認識として存在するもので、その共通認識がなければ会話はスムーズには進まないのではないか、と考えたことから、話題の区切れに着目しました。まず、1回目の発表では田中(19

2016年度 夏合宿報告

2016年08月20日 07:35
時の流れは早いもので、夏合宿が終わって10日が経ちました。記憶が新鮮なうちに、2016年度夏合宿についてご報告させていただきます。今回の合宿は、心機一転、湖へ。遠路はるばる、山梨県の山中湖で2泊3日の合宿を行いました。朝晩は涼しく快適でしたが、お昼はかなりの暑さ(避暑地だと思っていたのに...)。そんな暑さに負けず、一日中白熱した議論が行われていました。今回の合宿のテーマは、以下の通りです。・グループ発表:言語学を深める(3年生と2年生)・個人発表:通常のゼミの2回目発表(2年生)、興味のある分野について考えを深める(1年生)分野別に設けられたグループでも協力し合い、準備・発表、そして議論が行

6/13(月),6/27(月) 森【レビュー】笑いの三分類からみるコント・漫才の分析

2016年08月19日 22:15
森です。6月に行った発表についてまとめます。今回の発表では、笑いの定義を種々の分野から概観することを目的として発表を行いました。一週目に、哲学と心理学において笑いがどのように扱われているかを概観し、二週目に、その笑いが生じる説に従って漫才とコントを分析しました。 まず、一週目についてです。哲学と心理学で笑いについて述べられているものを調べました。哲学から笑いが生じる説として、優位説、緊張緩和説、不一致説を挙げました。また、ベルクソンの『笑い』の内容もまとめました。心理学からユーモアの分類について、攻撃的ユーモア、遊戯的ユーモア、支援的ユーモアを挙げました。それらを使って、高橋俊三(2000)「

6/20(月)6/27(月) 網岡【レビュー】梅村智恵子(1981)「仮名と漢字の文字機能の差異について―記憶課題による検討―」

2016年08月19日 12:15
更新遅れてしまい申し訳ありません。6月下旬に発表を行った網岡です。今回は漢字の機能という部分に注目し梅村智恵子の「仮名と漢字の文字機能の差異について―記憶課題による検討―」を参考に発表を行わせていただきました。1週目は論文要約の後に次回の発表で行う調査についての助言をいただき2週目はその調査の結果を報告し、調査の内容としては漢字の複雑性の差異で頭への残り方に違いが出るのかという疑問から複雑性の違いから短期、長期の記憶にどのように違いが生まれるかということを調査いたしました。調査の内容として・一字二音の漢字を複雑度の高いもの、低いものをそれぞれ一秒でみてもらう。・そのあとそれぞれすぐに再認を行う

5/23(月),6/6(月) 岩根【レビュー】民俗学と言語学

2016年06月24日 21:00
岩根です。今回行った発表について、遅ればせながら報告させていただきます。今回の発表では、卒業論文に向けて、以前から考えていた、民俗学と言語学とを関係させた研究についての発表を行いました。2回の発表を終えて、それまでぼんやりとしていた研究内容がはっきりとし、道のりも見えてくることとなりました。民俗学的研究の中には、祭りや儀式の解明をするものがあるが、それを言語学の立場から解明していこうというものです。研究内容が決まったことにより、新たに記号論など、学ばなければならないことも増えました。これから実習などで忙しくなりますが、可能な限り時間を見つけて進めていきたいと考えています。
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